「我が輩は猫である」をようやく、読み終えた。 かなり、読み応えがあった。 青い鳥文庫にも、日本の名作として載っているが、これは、中高生が読めるものではないと思った。 ホトトギスに明治三十八年(1905年)の1月から翌年の8月にかけて、11回に分けて連載されたものである。イギリス留学で心を病んだ漱石がリハビリのつもりで書いた作品と言われている。 この小説が、ベストセラーになったというのだから、今から100年以上前の明治の人の知識レベルの高さに驚いた。 幕末から文明開化を経て近代国家に移行した日本を見た漱石の苦悩を記録した、一種のブログのようなものだと思った。