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メタボリックシンドローム対策を楽しむ

会社の健康診断でメタボリックシンドローム予備軍と言われてしまった。どこかのテレビの台詞ではないが、このまま放っておくと大変なことになりますよ、と脅かされた。私の場合は、腹回りと高血圧が指摘された。 血圧について聞いてみると、こういうことらしい。モーターを心臓に、ランプを血管に例えると、高血圧の人はランプがたくさんぶら下がった状態だという。モーターはランプに電力を供給するためにフル回転しなければならない。そのためには送電線に過剰の電流が流れて、最後は血管がぼろぼろになり心筋梗塞や脳梗塞を起こすのだと言う。メタボの人は、ランプがたくさん灯った状態、それが、余分な脂肪や贅肉なのだそうだ。これを落として心臓の負荷を減らしましょうと言われた。 担当の先生が随分親切な人で、メアボリック対策のカリキュラムを組んでくれた。目標は5月までに3キロ体重を落とすということだった。対策は、食べ物を減らして運動を増やすと言う非常にシンプルなものだった。間食は止めてご飯は7分目にする、一日に一万歩は歩くということになった。誕生日に子どもたちからもらった万歩計が役にたった。 腹が減った時には水を飲む様にした。水はカロリーがなく、老廃物を排出するのに役立つので良いそうだ。2リットルは飲む様になった。昼休みは気分転換を兼ねて歩くようにした。いつも乗っていたバスを止めて駅まで歩くことにした。 まだ、ひと月だが、すでに2キロくらいの減量ができた。バンドも3センチくらいつめただろうか。確実に効果がでている。体重が減っただけでなく、夜、良く眠れる様になった。また、通じも良くなった。快食、快便、快動、快眠が健康の秘訣と言うが、これが実践できている。お金は、全くかかっていない。むしろ、おやつ代、バス代がかからなくなって出費は減っている。燃費が良くなってきたと感じる。 養生訓にこんな一節がある。 「しかるに、養生の方法を知らないで、欲にふけり身を滅ぼし、命を失うことは最も愚かなことである。生命と私欲との軽重をよく考えて、日々の生活を慎み、私欲の危険性を恐れること、深淵にのぞむような、薄氷を踏むよう細心の注意をはらって生活すれば長生きもでき、災難をもまぬがれるであろう」(講談社学術文庫・養生訓から抜粋) これからは、自分の体の環境アセスメントをやりながら、メタボ対策を生活習慣として定着させたいと思っている。