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道のそうじの効用

家の前の道は、春になると草が生えて来て放っておくと路肩が草でいっぱいになります。秋になると山の木からの落ち葉で道が覆い尽くされます。ジュースの缶やタバコの吸い殻を投げ捨てて行く人もいます。毎日通る道ですから、汚れていると気持ちが悪いので、いつの頃からか、その道の掃除をやるようになりました。 ワイフから、「そんな事より、自分の部屋の掃除をやってよ」などと言われていますが、道は放っておくと手がつけられなくなるので、ひどい状態になる前に、休日を利用して少しずつ掃除をやっています。実は、道の掃除には楽しみもあるのです。普段はあまり感じない人と人とのつながりを感じさせてくれるからです。 道を掃除していますと、たくさんの人が通ります。中には、迷惑そうに、クラクションをならして猛スピードで通り抜ける車もありますが、「ありがとうございます」「ご苦労様」「助かります」などと、暖かい言葉をかけてくれる人もいます。しばらく会っていなかった中学時代の友達に出会ったり、近くに住むお年寄りに話しかけられて、長話になることもあります。 人の活動のエネルギーの大きな要素は、人とのつながりだと思います。道を掃除する事により、人からエネルギーをもらえます。働くの語源は、傍を楽にするということだということを聞いたことがあります。小さなことでも人の役に立っていると思うと励みになります。いつもやっている道の掃除に、こんな効用があったのかと最近感じましたのでブログにまとめました