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4月, 2020の投稿を表示しています

日本・ブラジル友好の木

六浦駅の近くの六浦白梅公園に黄色い珍しいイペの木の花が咲いています。この木にまつわる日本・ブラジル友好のお話をご紹介します。 この六浦白梅公園には、白梅保育園があり、二宮金次郎像がありました。平成8年に廃園になるとき、園長が小田原城の近くにある報徳博物館を運営する(財)報徳福運社に寄贈しました。 この像は、平成21年に日本人ブラジル移民100周年を記念して、(財)報徳福運社からブラジルに渡りました。そのお返しに、ブラジルの神奈川県人会から、日本・ブラジル友好の木として贈られたのが、このイペの木です。 普段は何の変哲もない木ですが、毎年春になると黄色い花を咲かせて目を楽しませてくれます。この花を見ると100年以上前に、どんな思いで遠いブラジルに渡ったのか、その子孫たちが、日本を忘れずに、心の支えとして今でも二宮金次郎像を大事に守っていることを思うと胸が熱くなります。 4月いっぱいは、黄色いきれいな花を見ることができます。みなさんも、この花を見たら日本とブラジルとの深い友好について考えてみてください。 参考:六浦白梅公園愛護会説明板

地球から人類への警告か

説明: 新型コロナウイルスの感染拡大は、いまだに収束の兆しが見えてきません。私も感染するのではないかとビクビクしながら満員電車で通勤しています。東京五輪・パラリンピックも延期が決まり、経済活動にも影響が出てきました。 かつて人類はいくつもの感染症に脅かされてきました。大航海時代、14〜15世紀の欧州で人口の3分の1を死に至らしめたペスト。産業革命、19世紀に世界を席巻したコレラ。そしてグローバル化された現在、今回の新型コロナウイルス。これら病原体は時代の節目に顔を出し、人類に何かを訴えかけているようです。 「ガイア理論」をご存知でしょうか。地球を一つの生命体ととらえる考え方です。私は、今回のウイルス騒ぎは現代文明への地球からの警告ではないかと考えています。世界のどこにも簡単に行ける時代、スマホで何万人とでも会話できる時代、何でも手に入れることができる時代。でも、この便利さを支えているのは、地球の地中の奥深く眠っていた石油、石炭、ウランなどの鉱物資源から作り出されたエネルギーです。このエネルギーを無闇に使いすぎて温暖化が進み、地球は悲鳴をあげています。人類だけの地球で良いのか。 「人類よ、もっと地球のことを考えろ」と言っているような気がします。新型コロナウイルスの影響でイベントや美術館、図書館などが休みになり、時間だけはたっぷりあります。改めてこの時期に、自分たちの生き方をじっくりと考えて直してみたらいかがでしょうか。