六浦駅の近くの六浦白梅公園に黄色い珍しいイペの木の花が咲いています。この木にまつわる日本・ブラジル友好のお話をご紹介します。 この六浦白梅公園には、白梅保育園があり、二宮金次郎像がありました。平成8年に廃園になるとき、園長が小田原城の近くにある報徳博物館を運営する(財)報徳福運社に寄贈しました。 この像は、平成21年に日本人ブラジル移民100周年を記念して、(財)報徳福運社からブラジルに渡りました。そのお返しに、ブラジルの神奈川県人会から、日本・ブラジル友好の木として贈られたのが、このイペの木です。 普段は何の変哲もない木ですが、毎年春になると黄色い花を咲かせて目を楽しませてくれます。この花を見ると100年以上前に、どんな思いで遠いブラジルに渡ったのか、その子孫たちが、日本を忘れずに、心の支えとして今でも二宮金次郎像を大事に守っていることを思うと胸が熱くなります。 4月いっぱいは、黄色いきれいな花を見ることができます。みなさんも、この花を見たら日本とブラジルとの深い友好について考えてみてください。 参考:六浦白梅公園愛護会説明板