スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

12月, 2008の投稿を表示しています

年賀状を書いて思ったこと

もう、何年、この時期に年賀状を書いているのだろうか。書く枚数が増えるにしたがって、手書き、版画、コピー、プリントごっこ、パソコンと変わってきた。効率を考えると、電子メールで送ってしまうのがいいのだろう。しかし、年賀状が電子メールになるとは、とうてい思えない。電子メールには重さがない。質感もぬくもりもない。デジタル技術を駆使して、どんなに年賀状に似せても偽ものは偽ものだ。偽ものをもらってもありがたみがない。 高度情報化社会というのは、高度効率化社会と言い換えてもいいだろう。あるいは、高度偽もの化社会と言ってもいいかもしれない。偽ものが跋扈するような社会が良い社会とは思えない。人間は、本当は何を求めているのかを問われる時代になったのだと思う。何でも効率よく短時間で省労力でできることが善であると思われていた時代は終わったのかもしれない。 一枚一枚、年賀状を書いていて、年の瀬に思ったことである。

AppleのキーボードをWindowsで使う

ブックオフに行ったついでに、ハードオフをのぞいてみたら、マックのキーボードが500円で売りに出ていた。USBインターフェースだったので家のDELLのノートにつないでみた。OSはXP。 つないだとたんにAppleキーボードなんちゃらというメッセージが出てきてデバイスとしては認識した。キーをちゃんと受け付けるではないか。マイクロソフトとアップルもだいぶ仲良くなったなあと思ったが英語と日本語の切り替えができない、Capslockが使えないなど不具合が目立ってきた。 そこで、ネットで調べてみたら、思い通りのソフトがあった。その名もAppleKbWinというフリーソフトだ。AppleのキーボードをWindowsで使うものらしい。 このソフトが、なかなかの優れものでキーのマッピングのカスタマイズまでできる。世の中には良い仕事をしてくれる人がいるものだと思った。 ということで、マックフリークにとって理想的な環境が出来あっがった。やっぱり、慣れたキーボードは良いものだ。AppleKbWin、ありがとう。

老人パワー

今では優先席と呼んでいるが、ひと昔前はシルバーシートと呼んでいた。後期高齢者という呼び方は、老人を切り捨てるような響きがあり最悪のネーミングだ。この国は、いつから老人を粗末にするようになったのだろうか。 先日、菩提時で餅つき大会があった。30キロもの餅をついて檀家の人たちを招いてふるまうと言う趣向だ。若い人たちでやろうとしたが、みんな経験がないので、どうやったら良いかわからない。80歳以上の人たちに入ってもらってようやく餅をつくことができた。のし餅の作り方は最長老の96歳のおばあさんが教えてくれた。 力があっても理屈をこねても若い人は何もできなかった。老人は力はないが、コツを知っていた、知恵があった。平気な顔をして15臼をつきあげてしまった。若いものの出る幕はなかった。生き生きとした老人から逆にパワーをいただいた。私も、すでにそちらに歩き始めているが、こんな老人になってみたい。