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8月, 2007の投稿を表示しています

こんな終末論

急に夕立が来たのでタクシーに乗った。こんな会話から始まった。 「まるで、スコールみたいですね」 「最近、日本の気候が変わって来たようですね。日本は、亜熱帯になるんじゃないでしょうか」 「でも、時期的には氷河期に向かっているという話もあるんです。氷河期へ向かうと気温が下がってちょうど釣り合う」 「でも、地球温暖化による気温の上昇の方が勝って人類は滅びるんじゃないでしょうかねぇ。近い将来、地球は、部屋の中だけが人の住める環境になるんじゃないかと思いますよ」 「それって、手塚治虫の漫画で見たことがある世界ですね。外出する時は、みんな宇宙服みたいのを着ている」 「結局、過度の便利さの追求が人類をこんな状態にしてしまったんでしょうね」 「どうしたら良いんでしょう」 「・・・」 40度を超える記録的な猛暑。何人もの人が熱中症で亡くなっている。こんな終末論が出て来てもおかしくないほど、日本列島は暑くなっている。

矛盾

掲示板に「蚊のいない街を作ろう」という標語が出ていた。その横には、「蛍の来る川に戻そう」というメッセージが書いてあった。随分、身勝手なものだと思った。蚊だって蛍だって自然の中では平等だ。蚊が住めない所には蛍だって住めない。こんな単純な矛盾に何で気づかないのだろう。 クーラーや自動車のある便利な生活はそのまま続けたい。でも二酸化炭素の排出量を減らして地球の温暖化に歯止めをかけたい。同じような矛盾がまかり通っている。クールビズなんていう変な造語で人の目をそらすのでなく、矛盾を正して、論理的に正しい議論をして行くべきだ。そういう意味でアメリカが二酸化炭素の排出量の削減に消極的なのは、論理的には正しい判断だ。

涼を求めて来た軽井沢での意外な拾い物

先週の金、土で軽井沢に行った。天然のクーラー、軽井沢もさすがに暑かった。東京は35度を超える猛暑だったらしい。 夜、ペンションのオーナーに自作の反射望遠鏡で星を見せてもらった。飾り気のない反射鏡が丸出しの望遠鏡だったが、画像は美しかった。星は、黄色く輝いているだけだと思っていたが赤や青の色がついているのには驚いた。木星の4つの衛星がくっきりと見えた。 夜空の星に比べたら人の一生などほんの一瞬の輝きにすぎない。しかし、今、ここに、星を見る自分がいると言う現実は天文学的に見ても極めて稀なことでもある。一瞬の大切さを気づかせてくれた。涼を求めて来た軽井沢だったが、意外な拾い物をした。たまには喧噪を離れて星を見るのも良いものだ。

熊谷は暑い

天気予報に良く出てくる熊谷。うわさ通り暑い。 息を吸うと熱風が喉にくる。 サウナの中で息をした時の感覚だ。 温度計を探したが見つからなかった。 暑さを売り物にするなら、温度計を町に用意してもらいたい。 それだけでも話の種になる。

侍従川いかだ下り

ふるさと侍従川に親しむ会のイベントでいかだ下りに子どもと参加した。小学生の二人の娘は、侍従川の葦で作った葦舟で下った。私は、五歳になる息子を乗せて手作りのいかだとオール一本で4キロの川下りに挑戦した。 日差しは暑いが川面を通る風は涼しい。クーラーの中より余程、心地良い。下流に行くに従って川幅が広くなり景色がドンドン変わって行く。水が容赦なくいかだに入ってくる。息子は、水が塩っぱくなったと言って海が近いと勇気づけてくれた。気がつくと、平潟湾に出ていた。向かい風が強くなり、最後はサポートのカヌーのお世話になったが、どうにか、目的地の野島公園に辿り着いた。 車ならほんの5分程度の距離だが10時に出発して12時までかかった。手作りの15のいかだは全て完走した。公園で待っていたのは、冷たいビールとソーメンだった。理屈はどうでも良いが、とにかく、うまいビールだった。びりから2番目だったが、いかだペインティングの部で特別賞に選ばれた。自然と子どもたちと健康とビールに感謝した一日だった。