私は、任意団体のホームページを作っています。お金がありませんので、全て無料のクラウドサービスを利用しています。先日、会員から、会報をダウンロードできない、というクレームが入りました。広報担当としては、見過ごすわけには行きません。調べてみると、格納した会報のファイルが削除されているではありませんか。仕方が無いので、もう一度アップロードして事なきを得ました。 しかし、少し経つと、また、同じ問題が持ち上がりました。やはり同じファイルが削除されているのです。無料だから仕方が無いのでしょうが、クラウドサービスでこのようなことがあって良いのだろうかと少し憤慨しました。 このイタチごっこが何度か続きました。こんな事がいつまで続くのかと途方に暮れながら利用規約を読んでみますと原因が分かりました。このクラウドサービスは、ハードディスクの使用量には制限がありませんが、一つのファイルの大きさの制限があったのです。一つのファイルは1メガバイトまでで、それを越えたファイルは削除すると書いてありました。そこで、1メガを越えるファイルは、他のクラウドサービスに移しました。 こちらの利用規約を読むと、今度は一つのファイルの制約は無いが、全体の容量制限が二十メガまでと書いてありました。 無料のクラウドサービスには、有料サービスに移行させるための罠が仕掛けててあり、使い続けるためには、この罠をかいくぐって行かなければいけないと言う事が分かりました。そのためには、面倒ですが、利用規程をじっくり読む必要があるということが今回の教訓でした。