探査機「はやぶさ2」が小惑星”りゅうぐう”から採取した砂が入ったとみられるカプセルが回収されました。コロナ禍の中、久しぶりに明るいニュースでした。宇宙の平均温度は、なんと氷点下270℃だそうです。「はやぶさ2」は、この極寒の宇宙空間を”を6年間も独りで旅をしてカプセルを持ち帰ってきたのです。(廣瀬隆夫)
師走に入って急に寒くなり、襟を立てて帰宅する途中に、ふと空を見上げると満天の星が輝いていました。その時「はやぶさ2」を思い出しました。そうか、地球が寒いのは当たり前なのか。私たちが住む地球は特別な存在で広大な宇宙に比べたら、ずっと暖かい場所なのか。そう思えたのです。
写真で見る”りゅうぐう”は、木も草もない岩石だけの世界でした。比べると地球はキラキラと輝く青い宝石のように見えました。緑の大地、青い海、動物たちが躍動する惑星。この地球が悲鳴を上げています。「宇宙の奇跡としか思えない地球をみんなで守っていかなければいけない」。「はやぶさ2」の報道にそんなことを思いました。
(C)JAXA
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