お盆になると、どこの家でも、盆の入りの日に迎え火を行い、出の日に送り火を行うのが習わしになっている。ところが、私の菩提寺の宗派である浄土真宗は、このお盆の行事をやらないのだと言う。むしろ、お寺としては禁止しているということを住職から言われた。理由は、浄土真宗は霊魂の存在を否定しているからだと言う。
浄土真宗の作法には、その他にも特殊なところがたくさんある。火をつけた線香は、短く折って線香立てに寝かせる。塔婆というものがない。ご霊前という香典袋も禁止で、使うのはご仏前だけだ。葬儀のときの清めの塩もない。因習、迷信、祈祷などはできるだけ排除するという考え方だ。合理的だが一般的な慣習からはずれたところもある。
迎え火、送り火をやっていないということを義父に話したら怒られた。先祖を粗末にするとバチが当たるから、ちゃんとやれというのだ。女房の実家のお寺は真言宗で毎年、本格的に迎え火、送り火をやっている。住職からは禁止され、義父からはやれと言われ板ばさみで困っていた。
女房に相談したら、浄土真宗でもお盆の時は、法話をやって檀家からお布施を集めているのだから迎え火、送り火くらいやっても良いんじゃないの、ということを言われた。さもありなん、わが家でも来年から住職には内緒で送り火、迎え火をやるということで話がまとまった。無宗教と言われている日本人だが、生活に溶け込んだ宗教的なものはかなり多いのではないかと思った。
浄土真宗の作法には、その他にも特殊なところがたくさんある。火をつけた線香は、短く折って線香立てに寝かせる。塔婆というものがない。ご霊前という香典袋も禁止で、使うのはご仏前だけだ。葬儀のときの清めの塩もない。因習、迷信、祈祷などはできるだけ排除するという考え方だ。合理的だが一般的な慣習からはずれたところもある。
迎え火、送り火をやっていないということを義父に話したら怒られた。先祖を粗末にするとバチが当たるから、ちゃんとやれというのだ。女房の実家のお寺は真言宗で毎年、本格的に迎え火、送り火をやっている。住職からは禁止され、義父からはやれと言われ板ばさみで困っていた。
女房に相談したら、浄土真宗でもお盆の時は、法話をやって檀家からお布施を集めているのだから迎え火、送り火くらいやっても良いんじゃないの、ということを言われた。さもありなん、わが家でも来年から住職には内緒で送り火、迎え火をやるということで話がまとまった。無宗教と言われている日本人だが、生活に溶け込んだ宗教的なものはかなり多いのではないかと思った。
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