4ヵ月半もの間、宇宙に滞在して若田さんが宇宙から帰って来た。地球の重力圏から離れて漆黒の宇宙に出たときどんな考えが彼の脳裏に去来しただろうか。酸素も水もない生きものの住めない暗黒の世界。一歩間違えれば宇宙のかなたに飛んでしまうだろうし、エンデバーや宇宙服が故障すればそれまでだ。マイナス思考で考えたら、いくらでも絶望する種がある。4ヶ月以上も希望を持ちつづけられた強靭な精神力に脱帽する。
「ハッチを開くと草の香りが機内に流れこみ、地球に優しく迎えられた気がした。吸いこまれるような奥深い宇宙に青く浮か故郷の素晴らしさ。うすい大気の層がやさしく地球を包み込んでいる様子を見て、自分もかけがえのない地球の環境を守らねばと思った」
これは、地球に戻った若田さんが記者会見で言った言葉だ。広大な宇宙の中で生き物が見つかっている星は今のところ地球だけだ。私たちは空気だって水だっていくらでもあると思っていた。放っておいても草は育っていく。そんなことは当たり前だと思っていた。しかし、宇宙から地球を眺めると、それは非常に稀なことなのだということが分かった。もし、水や空気がなくなったら、大地から草が生えなくなったら、いや、そんなことを考えるのはやめよう。永遠と希望いう言葉を信じよう。
「ハッチを開くと草の香りが機内に流れこみ、地球に優しく迎えられた気がした。吸いこまれるような奥深い宇宙に青く浮か故郷の素晴らしさ。うすい大気の層がやさしく地球を包み込んでいる様子を見て、自分もかけがえのない地球の環境を守らねばと思った」
これは、地球に戻った若田さんが記者会見で言った言葉だ。広大な宇宙の中で生き物が見つかっている星は今のところ地球だけだ。私たちは空気だって水だっていくらでもあると思っていた。放っておいても草は育っていく。そんなことは当たり前だと思っていた。しかし、宇宙から地球を眺めると、それは非常に稀なことなのだということが分かった。もし、水や空気がなくなったら、大地から草が生えなくなったら、いや、そんなことを考えるのはやめよう。永遠と希望いう言葉を信じよう。
コメント