金沢八景の駅前に学生時代から通っている本屋さんがある。
親父さんとは顔見知りだ。
いつものように、良い本がないか物色していると、
本棚の奥の方に黄ばんだ表紙の古い本を見つけた。
「コンピューターへの道」という興味をそそる題がついている。
レジに持っていくと親父さんは、古本屋じゃないのに
100円でゆずってくれた。
何十年か前に、注文を受けた本で、取りにこなかったので
そのままになっていた本だということだった。
昭和54年の発行だ。30年近くも、この本棚に置かれていたのかと思うと
それだけでもワクワクする。
読んでみると、昭和20年〜30年代にパラメトロンという
日本で最初に作られたコンピュータの話だった。
真空管で作られたENIACよりも信頼性は高かったらしい。
トランジスタやICの出現で消えてしまった技術だが、
日本独自のこんなコンピュータがあったと思うと誇らしくなった。
100円の古い本でも、大変楽しむ事ができた。この本は、
30年も本棚で、僕に買われるのを待っていたのだろうか。
インターネットの古本には5000円という値段がついていた。
ずいぶん、得をしたな、と思った。
親父さんとは顔見知りだ。
いつものように、良い本がないか物色していると、
本棚の奥の方に黄ばんだ表紙の古い本を見つけた。
「コンピューターへの道」という興味をそそる題がついている。
レジに持っていくと親父さんは、古本屋じゃないのに
100円でゆずってくれた。
何十年か前に、注文を受けた本で、取りにこなかったので
そのままになっていた本だということだった。
昭和54年の発行だ。30年近くも、この本棚に置かれていたのかと思うと
それだけでもワクワクする。
読んでみると、昭和20年〜30年代にパラメトロンという
日本で最初に作られたコンピュータの話だった。
真空管で作られたENIACよりも信頼性は高かったらしい。
トランジスタやICの出現で消えてしまった技術だが、
日本独自のこんなコンピュータがあったと思うと誇らしくなった。
100円の古い本でも、大変楽しむ事ができた。この本は、
30年も本棚で、僕に買われるのを待っていたのだろうか。
インターネットの古本には5000円という値段がついていた。
ずいぶん、得をしたな、と思った。
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