漱石の猫は、文庫本でも500ページを超える長編である。書き始めた時は、短編のつもりだったらしい。
「我が輩は猫である。・・・」で始まる冒頭部分は名調子で読みやすいが途中で挫折していて最後まで読めなかった。
しかし、読み返してみると、中盤以降が実に面白い。漱石が何を考えて、何をやっていたのかが良くわかる。これは、日記のようなものだと思った。
小説のネタに行き詰まって、日常の生活を猫に語らせると言うアイデアが出た時に、この小説はほとんど出来上がっていたのではないかと思う。
角川文庫版を読んでいるが、僅かに400円で、これほどの娯楽が手に入ると思うと嬉しくなった。
「我が輩は猫である。・・・」で始まる冒頭部分は名調子で読みやすいが途中で挫折していて最後まで読めなかった。
しかし、読み返してみると、中盤以降が実に面白い。漱石が何を考えて、何をやっていたのかが良くわかる。これは、日記のようなものだと思った。
小説のネタに行き詰まって、日常の生活を猫に語らせると言うアイデアが出た時に、この小説はほとんど出来上がっていたのではないかと思う。
角川文庫版を読んでいるが、僅かに400円で、これほどの娯楽が手に入ると思うと嬉しくなった。
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